ドローンを活用した河川ごみ調査(神奈川県環境科学センター)
神奈川県環境科学センターでは、ドローンを活用して河川や河川敷に散乱するごみを調査する取り組みを行っています。
この研究では、藤沢市を流れる引地川の大庭大橋上流区間を対象に、荒天前後の様子を撮影・解析し、ごみの分布や流出の傾向を明らかにしました。
調査にはDJI社製ドローン「INSPIRE 2」とカメラ「ZENMUSE X5S」を使用し、高度10〜30mから撮影した画像を地理情報システム(GIS)で解析。
プラスチックごみ、金属片、布片などを分類し、個数や面積を比較しました。
その結果、プラスチックごみが最も多く確認され、荒天直後には個数・面積ともに大幅に増加。
その後は減少傾向が見られ、出水によってごみが下流へ流出した可能性が示唆されました。
この調査から、ドローンによる撮影は、従来の目視調査では把握しにくい河床や河川敷のごみの可視化に有効であることが確認されています。
一方で、水の濁りや植生の影響、撮影高度の選定と解析負荷のバランスなど、今後の課題も指摘されています。

