ドローンを用いた海岸・河川漂着ごみの運搬

(公益財団法人 水島地域環境再生財団)

水島地域環境再生財団では、アクセス困難地や危険な箇所でのごみ運搬を目的に、ドローンを活用した搬出実証試験を実施しています。
環境省「令和4年度ローカル・ブルー・オーシャン・ビジョン推進事業」の一環として行われました。

実施主体

  • 岡山県
  • 公益財団法人 水島地域環境再生財団
  • 一般社団法人 MASC

実施期間・場所

  • 第1回:2022年11月30日、倉敷市下津井田之浦周辺(海岸)
  • 第2回:2022年12月14日、総社市「そうじゃ水辺の楽校」(河川敷)

実施方法

  • 人が回収したごみを網等でまとめ、ドローンで搬送
  • 飛行ルート下の人や建物に配慮して安全に運用
  • 離発着には2m×2m程度の平地が必要

実施結果

実施場所搬出ごみ量移動距離人 vs ドローンの時間
海岸(第1回)約6.5kg-効率的に安全搬送可能
河川敷(第2回)約8.5kg320m往復人6分30秒 → ドローン5分
170m往復人6分30秒 → ドローン3分

効果

  • アクセスが困難な海岸や河川敷での少人数(10~20人)清掃活動を可能に
  • 危険な地形での搬送を安全に行える

実施条件・制約

  • 最大運搬重量:約30kg
  • 地上風速5m/s以上では飛行不可
  • 雨天や濡れた状態での飛行は避ける
  • ドローンの離着陸スペースが必要
  • ごみの形状・重心により分解・組み合わせが必要な場合あり

注意点・工夫

  • フレコンバッグは飛行抵抗となるため、ネットやブルーシートを使用
  • 航空法関連手続きはMASCの包括申請範囲で実施済み

費用

  • 1回の運搬試験あたり約30万円(海岸6.5kg×1往復、河川8.5kg×2往復、人件費含む)

課題・今後の展望

  • 1回あたりの搬送量が少なく、費用対効果が低い
  • 人力で運べるものは人、運べないものはドローンという役割分担が効率的
  • 法規制緩和により、船上からドローンで搬送できれば運搬効率向上
  • 出水直後など迅速な運用が現状困難であり、回収体制の整備が必要

出典:環境省「IT 技術等を活用した海洋ごみ回収・処理事例集(2022年3月)」

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