九州大学:ドローンとロボットを活用した海岸漂着ごみの回収

(九州大学大学院 清野聡子 准教授)

九州大学では、災害調査用ドローンや海岸清掃ロボットを活用し、海岸漂着ごみの回収・運搬効率を高める取り組みを進めています。
この取組は、RISTEXの2021年度採択事業「人とシステムの協働による海岸清掃共創シナリオの構築」の一環として行われています。

技術・実証の特徴

  • フレコンバッグに詰めた海洋ごみを大型ドローンで持ち上げ運搬する実証試験を実施。
  • 岩場や瀬など、人が立ち入りにくい場所からの回収に有効。
  • ドローンによる空中からのモニタリングで、漂着ごみの量や集積場所の把握も可能。

実施主体

  • 九州大学大学院工学研究院 環境社会部門 清野聡子 准教授
  • 九州工業大学大学院情報工学研究院 林英治 教授
  • いであ株式会社

実施期間・場所

  • 2021年度~2023年度
  • 福岡県宗像市の海岸

実施方法

  • ごみを種類別に分類し、フレコンバッグ等に詰めてドローンで運搬。
  • 荷崩れ防止やバランス調整を行いながら、風の影響が少ない時間帯に運用。

効果と特徴

  • 人や重機による踏み固めを避け、海岸環境への影響を最小化。
  • 小型ドローンで運搬可能なごみは1回に約10kg。効率的な回収やモニタリングが可能。

課題・今後の展望

  • 現段階では目視範囲内での操作が前提で、高度な自律飛行には技術とコストが必要。
  • アクセス困難な海岸では、ドローンだけでなく船舶との併用も検討。

出典:環境省「IT 技術等を活用した海洋ごみ回収・処理事例集(2022年3月)」

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